神社に行くと社務所やお守り販売所で巫女さんを見かけると思います。あまり見かけないので憧れを持った人は多いと思います。
巫女さんの求人は見かけたことがあっても『神主さんのアルバイト』というのは、ほとんど見かけませんね?
今回の記事は年末年始に頑張ってお金を稼ぎたいと思っている人に、神社のアルバイト事情について紹介します。
神社のアルバイト 巫女さんのアルバイト
巫女さんのアルバイト求人は、地域によって何月に求人を出すかはバラバラです。11月頃から警戒しておいてください。
求人方法
バイトしてくれた子の紹介で募集
神社ホームページで募集
大手求人サイトで募集
年末年始限定だとレアなアルバイトなので、全国共通で伝えられることが出来ません。
直接神社に問い合わせるか、巫女さん経験者から情報を聞き出しておく必要があります。この前も「巫女さんのバイトを募集したいんですけど。」の問い合わせの電話がありました。問い合わせが来れば、いつから応募を募集するかをお伝えしています。興味があればビビらずに連絡してみてください。
あとは、しれっと神社のホームページの「お知らせ」でアルバイト情報を載せることもありますし、求人サイトを今検索してみると、巫女さんのアルバイトが募集していると思います。
また、神社のウェブサイトの「お知らせ」セクションにアルバイト情報が掲載されることもありますし、求人サイトをチェックすれば、巫女のアルバイト募集が見つかるかもしれません。
・採用される基準
どうしても「可愛い」「きれい」な人は選ばれやすく、また愛嬌がある女性も選ばれやすいです。年末年始は非常に忙しい状態が続くので、経験者は重宝されます。筆者が奉職している神社では、抽選式を行なっていますが、超優秀な女の子なら別で声を掛けることもあるそうです。
いくら仕事が出来て美人さんだとしても、ある程度の年齢制限はあります。
・応募条件
女子高校生のみか、女子大学生もOKなのか確認が必要です。また頭髪の色は黒であることが指定されており、パーマ、ネイル、カラコン不可の場合が一般的です。
混雑状況によっては、バイト時間を延長できるかの相談することも神社によってはあります。筆者が奉職している神社では、相談し延長分のバイト代も支払っています。時には知らせてない仕事をするケースもあります。臨機応変に対応が求められるバイトです。
では神主さんの求人は、どうなのか。
神社のアルバイト 神主さんのアルバイト
アルバイトは無いです。
大きな理由は、神主になるためには『神職資格』が必要だからです。
もしあったとしても、いきなり祝詞(のりと)を奏上するのは超難しいですし、いきなり祭祀の作法を完璧にこなすのは非常に困難です。専門職として、ご祈祷を行うための知識と作法を身につけて奉仕する必要があります。
4年間作法と知識を身に着けた新人の神主さんでさえ、一発目の祭祀では張り詰めた空気で訳が分からないほど緊張して、やらかしてしまいます。
重要な祭祀が斎行している時期なので、この時期の神主さんは超絶忙しく、アルバイトの人には不可能なのです。
「いや。ちょっと待って神主の求人『未経験OK』であったよ」と言いたくなる人もいるかもしれません。
神社のアルバイト 未経験OKの神主さんの求人
筆者も神主を目指している時に見かけたことがあります。「資格ないけど未経験OKならチャンスある」と喜んでいました。
アレってどういうことでしょうか。
「神職資格」は国家資格ではなく、日本全国の神社を包括する宗教法人『神社本庁』が定めた資格です。全ての神社が傘下に含まれている訳ではなく、独自の制度を設けて運営している神社もあります。
それらの神社を『単立神社』と言います。
最近離脱した東京都の『富岡八幡宮』、香川県の『金刀比羅宮』などが挙げられます。単立神社は神社本庁の規定と無関係になるため、実質神職資格がなくても奉仕が可能になるのです。
つまり「未経験OK」の求人は、単立神社が募集している可能性があります。
では、もし資格がなくても採用された場合ついては、その神社に直接問い合わせる以外に方法はありません。
もう一つの可能性は…
「実は神職資格を持っていたけど、今まで民間企業に働いていた人がウチに転職しても良いよ」と言うパターンかもしれません。
神社業界でも後継者不足問題を抱えています。
「引き継いでくれるならペーパードライバーのような状態でも問題ない」と考えている高齢の神主さんが求人を出す可能性もあります。
気になるなら勇気を出して問い合わせするしかありません。
神社のアルバイト 祭りやイベントに参加してみる
別の方法を考えて見ましょう。
秋になると、神社での祭祀(秋季例大祭)が行われていることが多いです。あなたの地域では神輿渡御はありませんでしたか?それか地元特有の伝統儀式とかありませんか?
ぜひ参加して神社の関係者やお祭り運営者の人達と話してみてください。
神社によっては、氏子さんが減少してアルバイトを雇わないと斎行できないものもあります。祭祀に参列して、どのようなものなのか見学するものアリですし、神社関係者に疑問をぶつけてみるのも良いと思います。
もしかしたら仲良くなって神主資格に必要な推薦を頂けるかもしれません。神主さんになる方法を詳しく知りたい人はこちらを是非読んでください。↓↓
神社の求人 縁故採用が基本
神社業界は一般企業と大きく異なります。
多くの若手神職は、いづれ実家の神社を継ぐことが多いので、修行目的で神社を選ぶか、直接誘われて、奉職神社を決めます。
筆者は神社関係者との繋がりが薄く、神職資格を持った無職の人になりかけました。たまたま仲良くなった同期から誘われて、元サラリーマンが神主さんとして奉職してます。
実は公式に求人を出してないけど、直接問い合わせして、そこに奉職した人もいます。意外と対応してくれる神社は多いので、気になる神社に問い合わせしてみて下さい。
神社のアルバイト まとめ
神主さんとして奉仕するためには、基本的に資格がないと不可能ですが、もしかしたら可能性がある神社もあるかも知れません。
一般の人から見ると分かりにくい業界かもしれませんが、実は非常に小さなコミュニティです。そのため横のつながりは強く、日本の神道を後世に伝える為に色々と奮闘しています。
小さな繋がりが出来ると、神社界に飛び込むための大きなチャンスがやってきます。
『神社や日本の歴史に興味がある』と言ったの興味があれば、ご縁が出来ます。筆者自身がそのような体験をしました。
結論
神職資格がないとムリ。
表には中々出ない情報
どんどん追加情報書き加えるので、時々読みに来てください。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
良い一日を。