安産祈願は神社?それともお寺?

神社のこと

大切な相手との間に我が子を授かると、「無事に生まれてきてね」と思う反面、「やっぱり安産祈願はするべき?」と考えてしまうと思います。

今回は、現役の神主である筆者が、神社の安産祈願について、詳しくお伝えします。

安産祈願祭とは

安産祈願とは、母子ともに健康に出産できるようにご祈祷をすることです。安定期に入る妊娠5か月目ほどの時期に安産祈願する方が多いです。安産祈願の際には使用する腹帯とともにご祈祷をします。腹帯は身につけた状態でも問題ありません。

当日は、受付でお住まいの住所・奥さんの名前・旦那さんの名前を記入して、この時に腹帯も預けます。御社殿に移動をして約20分程度ご祈祷を受けます。終了後に預けた腹帯や奥さんの名前が書かれた御札や絵馬などが入った受容品を受け取ります。

安産祈願祭 いつ行く?

いつでも大丈夫です。神社はいつでも受け付けをしています。安定期に入る妊娠5か月目ほどの時期を目安に安産祈願を行なう人が多いです。特に安産のシンボルである「戌の日(いぬのひ)」に行なうと縁起が良いと言われているので、その日は予約が多いです。

なぜ戌の日なのか犬のお産は軽く、多くの仔犬を次々に産んでいくので、犬は安産の象徴と考えられています。戌の日は暦で決まっています。ネットで検索すれば簡単にでます。

戌の日でなくても全く問題ありません。大切なのはご自身の体調が優れている時が良いと思います。

安産祈願祭 持ち物


初穂料腹帯だけで大丈夫です。神社によっては必要な持ち物が異なることがあるので、予約をする時に確認すると良いです。

腹帯の種類も自由です。別に必要が無いと考えの方は無しでも問題は

値段っていくら?」と考えると思います。行こうと思っている神社のホームページに記載されている場合もありますし、調べても分からない時は予約の時に聞いても問題は無いと思います。

安産祈願の服装

特に厳密な決まりはありません。しかし、厳粛な神事なのでフォーマルな服装が無難ですが、妊婦さんなので負担が少ない服装を選ぶべきです。

また神社の境内は砂利道が多いため、転んでしまわないように歩きやすい靴を履いて行くのが安心です。

安産祈願祭 誰と行けばいいのか


特に決まりはありません。なので、夫婦で参列してもいいですし、旦那さんの仕事の都合で来られないから一人で参列しても何も問題はありません。もちろん両親ともお参りしても構いません。

各家庭の考え方で参列してください。

強いて言うならば、旦那さんは出来る限り参列して欲しいです。ご祈願の後、一緒に絵馬に想いを書き込む時間は、これから生まれてくる我が子に対する思いを確認し父親になる覚悟を決める大切な機会になると考えるからです。

安産祈願祭 まとめ


何より優先するのは体調です。動きやすい服装で歩きやすい靴を選びましょう。もし予約した日に体調が悪ければ、連絡さえして貰えば神社としては問題はありません。

神主さんは、120%の力を込めてご祈祷をします。そして辛い悪阻を乗り越えて、母子ともに健康に出産を終えることを、心より願っています。

密かに生後30日頃に行う「お宮参り」や生後100日頃に行う「100日祝い」で再会することを、期待しています。

あなたなら、キツイ悪阻をのりこえられます。

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