やっぱり海外旅行でトイレって気になりますよね。ある企業が行なったアンケートでは、海外のトイレで「困ったことがある」と答えた割合が9割もあったそうです。
普段の私たちは、清潔な空間で多機能トイレの存在が当たり前ですよね。
しかし、海外のトイレは日本と同等レベルとは言えません。
さらに現地の水や食べ物に運悪く当たると、旅行が台無しになってしまいます。
筆者は胃腸が弱かったことで、誰よりも多くブラジルのトイレを利用しました。
また突然の腹痛で、大草原の中で1回、洪水で出来た名もない川で3回と自然に囲まれた場所でも用を足す経験をしました。
一番言いたいことは…
結論
外出時はポケットティッシュを絶対に持ち歩くこと
この記事では、可能な限り快適に使用できるようにブラジルのトイレを事情をご紹介いたします。
ブラジルのトイレの基礎情報
1トイレットペーパーは流せない。
海外あるあるだと思います。ブラジルでも基本的にトイレットペーパーは流せません。国内の下水管が細く排水処理能力が弱いのが原因だと言われてます。
いつもの癖でトイレットペーパーを詰まらせると色々と面倒です。
使用済みのトイレットペーパーは、便器の横に設置されている専用のゴミ箱に捨てます。
違和感を抱くと思いますが、これがブラジルの常識です。
2そもそもトイレットペーパーが無い
たいていは設置されていますが、補充されていない場合もあります。もう最悪です。
外出時は流せるティッシュかトイレットペーパーを持参して下さい。
あったとしても現地のトイレットペーパーの品質は期待出来ません。かろうじてトイレットペーパーの形になったような品質です。
また出入り口で必要な分だけ切り取る形式のトイレもあります。自分がどれだけ必要か予想しにくいので、遠慮せず多めにもらいましょう。
ちなみにオススメは「スコッティ 」です。海外で使用すると品質が最高でおしりから幸せを感じますので、一個持って行くべきです↓↓
3トイレの小さなシャワー
たいてい便器の近くに小さなシャワーが付いています。これを使ってビデや肛門を洗浄します。
このシャワーを使用した方が衛生的だと捉えるブラジル人もいます。
使い慣れたら便利だと思えますが、慣れていないと水が飛び跳ねて手が汚れます。
4トイレは汚れているのが前提
サンパウロ市内の飲食店やスーパー、ホテルのトイレは許容範囲の汚れでしたが、それでも清掃の差が激しいです。
直感的にムリなら別のところを探すべきです。
あっ 出来るなら便座に座らないことをオススメします。
日本でも言えることかもしれませんが、清掃のレベルが日本と比べて違うのです。
繁華街の中にある公園の公衆トイレをイメージしてください。酔っ払いと悪ガキらが使用した後のトイレを。
現地の人たちも便座は汚いものだと認識しているので、便座の上に乗って和式トイレのように使用しちゃう人もいれば、最初から空気椅子の体勢で用を足す人もいます。
しかも便座がそもそも無いトイレもあります。もう意味が分かりません。しかも気にしない人は直接お尻を便器に付けているようなので、感覚が違います。
ウエットシートもありですが、ササッとふけるレベルではないと思います。筆者もウエットシートを持って行きましたが、あまりにもひどいトイレは、空気椅子で用を足していました。
便座が無い、あまりにも汚い状況のところは、治安が良いとは言えない地域です。やや周りに警戒し、用事がなければ素早く他の地域に移動すべきです。
いったんまとめ
除菌シートや消毒用ジェルも持ち歩く
筆者が経験したヤバかったトイレ
1シンプルに穴を掘ったのが”トイレ”
そのトイレは貧困層が多く住む地域にありました。知り合いになった人の自宅に遊びに行った時です。
囲いも程よい木を地面にぶっ刺した感じで超原始的なトイレで、ぼっとん便所の原型のような仕組みだったと思います。より具体的に書くと気持ち悪いので、ひと言「臭かったです。」
2か所目:超汚いトイレ
ここも最貧州と言われている地域のサービスエリアを利用した時でした。もう色々と汚れており、ゾンビ映画に出てきても不思議ではないレベルだったと思います。
仕方なく利用しましたが、唯一の救いはトイレットペーパーが数多く設置されていたことです。
筆者は最貧地域に行く機会が多かったので、インパクトの強いトイレを利用していましたが、サンパウロやリオデジャネイロなどでも超都市部から少し離れると、トイレ空間のクオリティは下がります。
旅費を抑えるために超格安ホテルを利用したくなりますが、それは考え直すべきです。トイレだけの話ではなく、値段によって安全性が変わってくるからです。
「トイレどこですか!?」を言えますか?
切羽詰まった状況でブラジル人に「トイレ貸してください」って言える自信はありますか?
意外とポルトガル語が出てこないですよ。それか英語で話そうとしちゃいます。
今回は「トイレ」の意味を含むポルトガル語を3つ紹介します。
ブラジルポルトガル語の発音は、カタカナ呼びでも十分伝わります。
個人的には英語よりも話しやすく、言語を学ぶにはハードルは低めだと思います。
・Banheiro
バスルームの意味も含めているので、ジェスチャー込みだと伝わり易いです。
・Toalete
個人的に一番使用していた単語で、どの地域でも伝わります。
・Sanitário
公衆トイレやショッピングセンターなどの大型トイレの意味が含まれています。
一般的には”Banheiro”で通じますが、Toaleteも多用していました。あまり使用しなかったのが”Sanitário”です。
勉強していくと色々と覚えていきますが、とっさに話せるのはシンプルなフレーズだけです。
・Onde é o banheiro?
意味「トイレはどこですか?」
いったんまとめ
大げさなジェスチャーをしながら「banheiro!!!」で大丈夫です
ブラジル・ポルトガル語の基礎を学べるのはベストセラーにもなっているこの書籍がオススメです↓↓
ブラジルのトイレ その他
1.便器が大きく、高い
日本国内の便器と比べるとトイレの便器は、妙に大きくて小便器は高めの位置に取り付けられている場合があります。
地域によって異なるケースが多く、日系移民が多いサンパウロあたりは、不便を感じたことはなりません。
しかし、特定の人種が多い地域になると体格に合わせて便器も変わってくることがあります。
2.年末やカーニバルの時はめちゃくちゃ
仮説トイレは設置されますが、会場にはお酒を飲んでいる人が多いので、色々とグチャグチャです。
道端で用を足した方が、楽で衛生的と考える人が多くいます。その結果、至る所でおしっこの臭いが漂ってしまう状況になります。
しかも隅っこでは、男女の営みを楽しんでいる方々もいるので、周辺の状況はカオス状態になります。
熱気が溢れているとカオス状態になり、観光客の私たちは身の危険を考えないといけないです。
3.トイレの多機能は無い
排泄する時にかき消す機能はありませんし、便座が温かいこともありません。ウォシュレット付きでもありません。トイレに快適さを求めることを諦めるべきです。
ブラジルのトイレ まとめ
外出する際は、とりあえずトイレに行きましょう。
必ずポケットティッシュも持ち歩いて出かけましょう。
観光地を巡ると、とてつもない時間を要します。限界に追い込まれた場合は、苦悶の表情で「banheiro!」叫べば、間に合うように周りが動いてくれます。
もし大自然の中を観光するなら、そこら一帯が瞬時にトイレになります。
流石に葉っぱを使ってお尻を拭くのは怖いので、この時も絶対にポケットティッシュは持ち歩きましょう。
今回汚い内容になってしまったが、現地の人たちにとってはトイレ事情は普通のことです。
初めて異国の地を訪れることで日本の良さと悪さを再発見ができると思います。帰国した際に空港のトイレに改めて感動したことを覚えています。
ここまで読んで下さり、ありがとうございます。
良い1日を。